上記の質問に答えます。
- バドミントンの基礎知識を解説する
- バドミントン暦15年以上の僕が感じるバドミントンの魅力
こんにちは、バド島です。
バドミントンをこれから始めようと思っている方の中には、そもそもバドミントンを詳しく知らない。。という方も多いのではないでしょうか?
バドミントンは始める前に基礎知識を知っておいた方がお得です。なぜなら、基礎知識があると経験者から教わる時に内容を吸収しやすくなるからです。
なので今日は、これからバドミントンを始める予定の方に向けて絶対に知っておきたい『バドミントンの基礎知識』を解説していきます!
Contents
バドミントンの歴史を知ろう
バドミントンの始まりを知ろう
バドミントンの発祥については、さまざまな所説があります。
その中でも、最も有力とされている説が「バトルドーアンドシャトルコック説」です。
時は19世紀中ごろ、イギリスのサウスグラスターシャー州のバドミントン村に「バドミントンハウス」と呼ばれる貴族の邸宅がありました。
そこでは、バトルドーアンドシャトルコックという羽根つき遊びが、バドミントンハウスの大広間で盛んに行われていました。
初めは、羽の打ち合いを楽しんでいましたが、次第に「何回打ち続けられるか」、「どちらが失敗するか」を競うゲームへと変化していきます。
これが進化して、コートや得点などのルールが決められていき、いつしかこのゲームが「バドミントン」と呼ばれるようになったと言われています。
バドミントンがオリンピック競技になるまで
1893年、バドミントンのルールを全世界で統一するための「The Badminton Association」という世界初のバドミントン協会がロンドンで設立されます。
この時に統一されたルールのもと、1899年に、「第1回全英選手権」が開催されました。
1934年には「The International Badminton 」(今の「世界バドミントン連盟、BWF : Badminton World Federation」)が組織され、1948年に「第1回トマス杯(男子団体による国別対抗戦)」、1956年に「第1回ユーバー杯(女子団体による国別対抗戦)」が開催されました。
そしてオリンピックでは1972年のミュンヘン大会、1988年ソウル大会で公開競技として採用され、1992年のバルセロナ大会から正式競技として行われるようになりました。
また、最近だと2016年、リオデジャネイロ大会で女子ダブルスの高橋・松友ペアが日本バドミントン初の金メダルを獲得し、バドミントンファンとしては大変うれしい出来事がありましたね。
バドミントンラケットやシャトルについて知ろう
バドミントンはラケットとシャトルを使ってプレーするスポーツです。
他のラケット競技とは何が違うのか、それを知るためにまずは用具について理解していきましょう。

上にバドミントンラケットの各部の名称を記しました。
1つ1つ簡単に説明していきますね。
ガット
- シャトル打つ部分に張ってある糸のこと
- シープ(羊の腸)とナイロンの2種類があり、張りの強さがシャトルの飛び方に影響する
- ガットの強さはポンド数で表示される
フレーム
- ラケットの本体を指します
- 素材は従来は木が用いられていたが、現在はカーボンやカーボングラファイトが使用され重さが80~100gほどととても軽量になった
ヘッド
- ラケット面の楕円状の外枠部分のこと
ジョイント
- ラケット面とシャフトの接着部分のこと
シャフト
- ラケット面の下からグリップまでの部分のこと
グリップ
- ラケットを握る部分のこと
- グリップの太さはG3(太い)~G5(細い)の3タイプがある
- 細いほどコントロールがしやすく、太いほど強いショットが打ちやすい
- 基本的には別売りのアンダーラップテープとオーバーグリップテープを巻いて自分の手に合った太さのグリップにする
グリップエンド
- グリップの端の部分のこと
- グリップよりも少し太くなっており、ラケットのすっぽ抜け防止になっている
シャトル
- 正式名称はシャトルコック
- ガチョウの羽根を使用していて空気抵抗を受けやすい構造になっている
- 重さはおよそ5g
バドミントン競技の特性を知ろう
バドミントンはシャトルをネット越しに打ち合い、相手コートに落として点数を競うスポーツです。
種目には1対1で戦うシングルス、2対2で戦うダブルス、3対3で戦うトリプルスがあります。
シャトルをどのように返すかが重要になるスポーツであるため、初めにバドミントンの特性について理解しておく必要があります。
フライトの特性
シャトルの飛び方や飛行の軌道を「フライト」といいます。
シャトルの構造が軽量で空気抵抗を受けやすいことから、トップ選手が打つスマッシュは初速が時速400km以上と、球技の中でもトップクラスのスピードを出します。
このシャトルの特性を活かし、緩急をつけることで、さまざまなフライトを描きます。
技能と体力の特性
シャトルとフライトの特性を利用して、複数のショットをさまざまなストロークを使って打ちます。
シャトルが軽量であることから、緩い球を打つには繊細なタッチやフォームが必要なので高い技術が要求されます。
また、上達すればするほどスタミナが要求されるスポーツです。
1回のラリーが30秒以上続くこともあり、1試合が1時間以上経過することもあります。
パワーとスタミナの両方が試されます。
プレーの基本
バドミントンは相手コートに返球できなければ、得点を失います。
「どのように打てば確実に返球できるのか」
「どのように狙えば相手が返球できなくなるのか」
を常に考えることが重要です。
バドミントンのルールについて知ろう
バドミントンではシングルス・ダブルス・トリプルスで多少ルールの違いがありますが、大枠は一緒です。
なので、今回は種目に関わらず共通の試合のルールを簡単に説明します。バドミントンのルールは以下4つを覚えておけばまず問題ないです。
バドミントンの覚えておくべきルール4つ
- 21点3ゲームで2ゲーム先取のラリーポイント方式
- 20-20になった場合は、2点差がつくか、30点を先にとった方が勝ちになる
- どちらか一方のポイントが11点になった際に60秒の休憩時間を設ける
- ゲーム間は120秒の休憩時間を設ける
もちろんこの他にも、細かいルールはありますがそれらは実際にバドミントンをプレーし始めてから学んだ方が理解しやすいので、今回は割愛します。
バドミントンは現在のラリーポイント方式になり、すごくわかりやすくなりました。以前のルールはややこしかったので今はかなり初心者に優しいルールになったと思っています。
バドミントンの1番の魅力って何?
よく周りの人にバドミントンを勧めると必ずと言っていいほど聞かれる質問が
「バドミントンの魅力を教えて!」
です。
さまざまな答えがあると思うのですが、バド島は「生涯できるスポーツ」を1番にあげたいと思います。
バドミントンはボールではなく、鳥の羽根を使ってプレーするスポーツです。
ですから、スピードにのった速い球もふっと落ちていく緩い球も、自由自在に打つことができます。
どこに飛んできてもとれそうでとれないという絶妙な広さのコートだから、自分の年齢に合ったプレーをすれば、いくつになってもバドミントンを楽しむことができるんですよね。
スポーツは数多くありますが、このように生涯プレーして楽しめるスポーツは、そう多くはないのではないでしょうか。
ぜひ皆さんもこの機会にバドミントンを始めてみてはいかがでしょうか。
バドミントンを始めるにあたって必要な準備はこちらで紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
https://badojimablog.com/%e3%80%90%e3%81%93%e3%82%8c%e3%81%95%e3%81%88%e3%81%82%e3%82%8c%e3%81%b0%e5%a4%a7%e4%b8%88%e5%a4%ab%e3%80%91%e3%83%90%e3%83%89%e3%83%9f%e3%83%b3%e3%83%88%e3%83%b3%e5%88%9d%e5%bf%83%e8%80%85%e3%81%ab/