こんにちは、バド島です。
試合をしているとヘアピンを上手に入れるのって意外と難しくないですか。
狙いすぎるとネットに引っかかる、、、
かと言って、あまく打つとプッシュを打たれて決められる。
おそらくこういった経験が皆さんもあるのではないでしょうか。
ですが、ヘアピンは正しい打ち方を覚えて練習すれば誰でも苦手から得意になれます。
今回はヘアピンが苦手な人のために、試合で使えるヘアピンの打ち方とその練習法をお伝えします。
Contents
試合で使えるヘアピンの打ち方初級編
ヘアピンが苦手な方はいきなり上級編に行っちゃダメですよ。
基礎あってのテクニックですから、初級編からコツコツ始めていきましょう。
白帯にのせるイメージで優しく触る感じで打とう
そもそもヘアピンが苦手な方は自分のラケットでヘアピンを打つときに、シャトルがどのくらい跳ねるのかを知らないことが多いです。
それを知るためにも、まずリラックスした状態でヘアピンを打つという意識を持ちましょう。
打ち方としては、ラケットの面を手の平だと考えたときに、手の平でトンッと打つ感じです。
決して、ツンッとかチョンッといったフェンシングのようには打たないでくださいね。
そしてリラックスして優しく打てるようになったら、今度は白帯にシャトルをのせるイメージで打ってみてください。
手投げノックで感覚を身につけよ!
まずサービスラインのT字に立ち、ネット前にヘアピンのようなシャトルを投げてもらい、それをヘアピンで返す、という練習です。
フォアとバックで10球ずつ計20球を1セットとして、それを3セット行いましょう。
10球中7球以上ネットに吸い付くような軌道で打てたら合格です。
次のステップ・中級編にいきましょう。
安定して打てていない方は、以下の項目をチェックして自分の打ち方を振り返ってみてください。
チェック項目を修正したら、上手く入るようになるかもしれません。
- フワっと優しく打てているか
- ラケットの持ち方が間違っていないか
- 白帯にのせるイメージを持って打てているか
試合で使えるヘアピンの打ち方中級編
初級編クリアおめでとうございます(^ ^)
実は、初級編をできるようになるだけでも十分試合では戦えます。
が、試合に勝つとなると、中級編で教えるテクニックが必要です。
中級編も練習すれば必ずできるようになるので、初級編同様コツコツ進めていきましょう。
シャトルのコルクをこすって打とう
ヘアピンで勝つためにはいわゆるスピンネットを覚える必要が出てきます。
なぜなら、スピンネットをされると相手はシャトルの返球がかなり難しくなるからです。
すなわち、スピンネットができると、それだけで点が取れるということです。(実際はもっと複雑なのでそう簡単にはいきませんが)
だから、試合に勝つためにはスピンネットが打てるようになる必要があるわけです。
では、どのように打てばシャトルにスピンをかけられるのかについて教えます。
打ち方は、一言で言うと、ヘアピンを打つ瞬間にシャトルのコルクをこするです。
そしてこする時はラケットを斜めに傾けてこすると上手く回転がかけられます。
たったこれだけです。
練習すればできるようになると思いませんか?
お互いにヘアピンを打ち合おう
スピンネットの練習には半面でのヘアピン打ちが最も簡単でスキルがつきやすい練習法です。
なぜなら、スピンネットは基本的にヘアピンで来たシャトルをヘアピンで返すときによく使われるからです。
だから半面で実際にヘアピンをお互いに打つ練習が実戦に対して効果的なんですね。
初めは浮いてしまったり、回転が上手にかからなかったりしますが、数をこなせばこなすほどスピンネットは上達しますので、諦めずに練習に励んでみてください。
試合で使えるヘアピンの打ち方上級編
中級編クリアおめでとうございます。
スピンネットができるテクニックがあれば、試合で勝つためには十分です。
が、優勝を目指すとなるともう1ステップ上を目指さなくてはなりません。
ここからは難易度が一気に上がりますので、「ヘアピンを極めたい!」、「試合に何が何でも勝ちたい」という方のみにオススメします。
スピン方向にシャトルをこすって打とう
大会で優勝を目指すとなると、スピンネットを打てるだけでは達成できません。
なぜなら大会上位者たちはスピンネットを打ってくるからです。
そのため、スピンネットを返せるようにならなければなりません。
ではどう打てば返せるようになるのか。
答えは、シャトルのスピン方向に打つです。
なぜスピン方向に打つのかというと、シャトルの返球が最も安定するからです。
詳しく説明します。
例えば、相手にスピンネットを打たれたとします。
この時シャトルのスピン方向が時計回りであるならば、時計回りにスピンをかけて打ちます。
逆に反時計回りであれば、反時計回りにスピンをかけて打ちます。
半面での1点返しで身につけよう
スピンネットの返球練習は実践形式やラリー形式の中での練習が最も身につきやすいです。
なので、まずは半面での1点返しで練習してみましょう。
この時に以下に注意して取り組んでみてください。
- 動かす側はヘアピンを意識して、スピンネットを打つ
- 動く側はその返球をまずは甘くても良いから返せるようにする
この練習は動く側だけでなく、動かす側もスピンネットの練習になるので、オススメです。
また、ラリー練習なので続けることが大事です。
仮に、まだまだラリーが続けられる状態ではない場合は、中級編で紹介した半面でヘアピンのみの練習で、スピンネットを返す練習をしてみてください。
番外編:クロスヘアピンの打ち方
クロスヘアピンってできるとカッコイイですよね。
実際、試合でも使えるようになるとかなり攻め・守りに幅が広がります。
一見、難しそうに見えますが、打ち方を覚えてしまうと
「こんなに簡単だったんだ!」ってなりますよ。
ドライブを打つ時の持ち方でクロスヘアピンを打つ
もしかしたら意外に思う方もいるかもしれません。
実は、クロスヘアピンはドライブの持ち方で打つと上手に入ります。
詳しく説明します。
フォア側でクロスヘアピンを打つ時は、バックドライブを打つ時の持ち方で、バック側でクロスヘアピンを打つ時はフォアドライブを打つ時の持ち方で打ちます。
そしてシャトルを打つ瞬間は肘と手首を使い、打つ方向に流すイメージで打つと上手く入ります。
また、クロスヘアピンを打つ時は以下のことに注意してください。
- クロスヘアピンを打つ時に顔を打つ方向に向けない
- 腕を伸ばしきった状態で打たない
手投げノックでまずは身につけよう
クロスヘアピンも練習手順はヘアピンの初級編と同じです。
まずは手投げノックのシャトルをクロスに運べるようにしましょう。
目標は10球中7球以上入るようにすることです。
そのくらいのレベルになれば試合でも使えるレベルと言えます。
ヘアピンを制す者はバドミントンを制す
『ヘアピンを制す者はバドミントンを制す』
バド島のコーチがおっしゃっていた言葉です。
実際現男子シングルス世界ランク1位の桃田選手の得意技はヘアピンです。
ヘアピンを上達させて試合に勝ちまくりましょう。
バドミントンがより楽しく、充実したものになりますよ。